「嫌われてもいいや」「軽蔑されてもいいや」「笑われてもいいや」「馬鹿にされてもいいや」「見下されてもいいや」って思えるようになるとどんどん楽しく、楽になってくる。自分がどう思われているか、っていうことを考える時間を、丹念に減らしていくことがどうやらだいじらしい。
— F太@ひらめきメモ (@fta7) 2011年12月3日
こういうことを考えるようになったのは、精神科医の名越康文さんのこんなつぶやきを読んでから。
自分が、「自分の気分にいつも異常にこだわっている」という癖を捕まえること。それを丹念に切り離す作業を日常的に怠らないこと。
自分の殻を破るのに、これ以上に効果的な方法を私は知りません。
質問はなしね(笑)。— 名越康文 (@nakoshiyasufumi) 2011年5月22日
自分の気分にばっかり、こだわりすぎている
「自分ってどう思われてるんだろう」とか「やる気がでないなー」とか「相手のことをいまいち好きになれない」とか、そういう自分自身の内面についてのあれこれの思考というのは、ものすごくエネルギーを消費して、ぐったりするわりには、成果が少ない。
同じ答えや質問で、ずっとぐるぐる回り続ける。
こういう思考が無駄というわけじゃない。
むだじゃないけど、多すぎるのだ。
そればっか考えている。自分の気分にばっかり、こだわりすぎなんじゃなかろうか、と。
こういう、自分のことばっかり考えちゃって苦しいときに、とてもとても有効な方法がひとつある。
誰かに感謝してみるという頭の使い方。
いやらしいが、自分を救うために、誰かに感謝する。戦略的感謝。申し訳ないが、これが本当に効果的なのだ。
思考の配分を変える
感謝っていうのは、つまり自分以外のことに思考を向けているときの状態を意図的につくり出せる、実はとても良く出来たシステムらしい。
思えば、集中しているとか、楽しいとか、そういう状態のときって、自分の外にある何かに意識が完全に向いているときなのだ。
自分の内面にこだわりすぎているときの自分にまずはっと気付き、その癖を丹念に切り離し、外側へ興味を向ける。
こういうのをこつこつやってると、だんだん、思考の配分が変わってくる。
なんでこんなことすら自分はできないんだろ…→なんであの人はこんな難しいことカンタンにできるんだろ…→もう、あの人に任せちゃおう…→まじ感謝しかない…→時間空いた…得意なことしよう…→得意で楽なことだからはかどる上に、喜んでもらえるなんて…ありがたい…
という円環をつくっていこう。— F太@ひらめきメモ (@fta7) 2017年6月23日
周りがしょうもないやつばっかりに見えるとき、目線は下を向いている。
本を読め。
周りが怒りや嫉妬を感じるやつばっかりのとき、目線は周囲を向いている。
もう少しだ。
周りが尊敬や感謝を感じるひとばっかりのとき、目線は上を向いている。
会いに行こう。— F太@ひらめきメモ (@fta7) 2017年8月20日
F太
心地のいい思考の流れをデザインしたい。
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