久しぶりの友人や恩師と会う。
大好きな人とのデート。
尊敬する上司や著名な方との会席。
大切な人と会うときは、どうしても緊張してしまう。
退屈させてしまったらどうしよう…
変な会話で気分を害してしまったら…
自分にがっかりされてしまったら…
「失敗」を想像して緊張してしまう。
「緊張」を「期待」に変換し、「楽しみだ!」という気分で大切な人に会うための、そしてコミュニケーションを最大限に楽しむための、心の準備体操の仕方をご紹介。
STEP1:「自分はどう思われているんだろう」ではなくて「自分は相手をどう思っているんだろう」と考える
緊張するのは、自分のことばかり考えているから。
そもそも「会いたい人に会える」というイベントは、自分にとってすごく嬉しいことのはずで、失敗とか成功とかいう類いで考えるイベントではない。
そんな当たり前のことを思い出すためには、頭でなくて身体にそのことを思い出してもらう必要がある。
まず「自分が相手をどう思っているのか」を思い出す。
尊敬しているとか
大好きだとか
一緒にいると楽しいとか
かっこいいとか
かわいいとか
誇らしいとか。
感情の方をメインで思い出すようにする。
STEP2:聞きたいこと、話したいことを沢山考えておく
更に「楽しみだ」という感情を優位にするために、相手に聞きたいこと、相手の知りたいことを考える。
「どんな会話をしたいか」考えるとどうしても「盛り上がるかどうか」を意識してしまって、
また自分を良く見せようとして、気の効いた質問などを考えてしまいがち。
そうではなくて、
会ってどんな話がしたいのか。
相手のどんなことを知りたいのか。
そういう視点で「相手に聞いてみたいこと」をあらかじめ色々考えておく。
下記はわりと一般的な質問例。
その人だったらどういうふうに答えるだろうか、と想像しながら眺めてみるのも良い。
時間軸
・今まで何をやっていたか
・今何をやっているのか
・今後何をしたいのか
・昨日何していたか
・明日何するのか
趣味
・最近の趣味
・やってみたいこと
・最近読んだ本
・好きなもの、嫌いなもの
・よく行くところ、行ってみたいところ
仕事
・今の仕事
・やってみたい仕事
人間関係
・パートナーの好きなところ、嫌いなところ
・相手と自分との共通点、違うところ
・相手と一緒にやってみたい遊び、仕事
・相手と自分との思い出
まとめ
緊張も期待も、感情の高ぶりという内的なエネルギーのことを指していて、単にラベルがちがうだけ。
しかしラベルが違うだけで、思考の流れは随分と変わってくる。
「緊張」すると関心が自分へと流れ、成功、失敗という思考へ。
「期待」すると関心が相手へと流れ、共感、理解という思考へ。
ぶっちゃけ、会話が下手で相手にがっかりされたところでなんだというのだろうか。
自分がその人のことを好きだということと、その人が自分のことを好きかどうかということは、本来全く関係がないことなのだ。
F太
心地のいい思考の流れをデザインしたい。
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