F太やひらめきメモのアカウントでツイートされていたつぶやきで、
人って一対一のコミュニケーションではわりと相手のことを思いやれるんだけど、3人以上になると場の空気を優先しだす人がいて、笑いとかとるために平気で人を傷つけることとか言っちゃい出す人とかいるから、そういう人はピンで責めれ。集団の中にその人がいるときは、距離を取った方がいい。
といったツイートがありました。初出は2011年。8年前の自分が書いたものですが、「ひらめきメモ」という自動投稿のアカウントで、これまでも何度かツイートされていたものです。
このツイートは、「そういった人がいたら、その相手を集中攻撃しろ」という意味にも捉えられかねない表現をしている、というご指摘を受け、私自身も読み返してみると、確かにその通りだと感じましたので、該当のツイートについては削除いたしました。
誤解を招くような表現をしてしまったことを、お詫び申し上げます。
下記は、ご指摘くださった方が、このツイートの中から私の本来の意図を汲み取り、文章化してくださったものです。その内容は私が伝えたかったことを的確に表現してくださっているので、そのまま引用させていただきます。
- 人は、TPOだけでなく、対話するときの環境や人数によって、いくつものペルソナ(態度や人格、ふるまい方)を使い分けている。
- ペルソナの中には、相手の気持ちを大事にした振る舞いを行うものもあれば、場の空気を優先するあまり相手を傷つけるものもある。
- あなたにとって、相手のペルソナがあなたの心を傷つけるものと感じたら、速やかに距離を置こう。きっと、その人とはもっと別の心地よい距離感があるはず。
- 悪気の有無にかかわらず、他人をいじる行為は、対象となった相手を傷つけることがあるので、慎重になったほうがいい。
加えて、
- もし、悪気もなく自覚もしないままに他者を傷つけている人に出会ったら、折を見て、相手が傷ついてる事を教えてあげられるといいのになぁ。
- 「私傷ついてます」と、感情ではなく『気持ち』を素直に伝える事も、良好な関係への第一歩になる。
といった言葉もございました。私も、この言葉には同意いたします。
このツイートは、私が学生だった頃に、一対一(ピン)で話すとイイ奴なのに、何人かのグループで会話をしているときにはやけに私をネタに笑いをとろうとする友人がいて、そんな彼のことを思い出して書いたものだったと思います。
当時の自分は、自虐ネタで笑いをとろうとしたり、天然なところがあったと自覚しているので、自分にも責任がないわけではない、と今は理解できるのですが、当時の私のコミュニケーションスキルでは、その辺りをかわすのが難しくて、わりとしんどい思いをしていました。
当時の自分は逃げるのが精一杯だったし、今も、そういったコミュニケーションに苦しんでおられる方がいらっしゃるんじゃないかと思います。
まずは、そういった方には速やかに距離を置くことを最優先にしてほしい、という思いでこのツイートは書いたと記憶しています。
ただ、その相手も、一対一で話しているときには、すごく色々考えていて、話も合うし、深い話もできるイイ奴なんだということも知っています。彼とのもっとも「心地よい距離感」は、複数人ではなく、一対一のときでした。
当時の彼も悪気なく、場の「笑い」を求める空気を優先していただけであり、それが彼自身の「ペルソナ」のひとつにすぎず、他にも沢山の魅力的なペルソナを持っていることも、今なら十分に理解できます。
彼は今も、自分にとって最も大切な友人の一人です。10年くらい会っていないけど、今、会えば当時のノリがすぐ蘇るような、大好きな人間です。
人間関係の多様性を知った今なら、「悪気もなく自覚もしないままに他者を傷つけている人」に出会っても、それはその相手の、たったひとつのペルソナを見ているだけかもしれない、ということに気づき、「折を見て、相手が傷ついてる事を教えてあげられる」人間でありたいと、今はそう、思っています。
F太
心地のいい思考の流れをデザインしたい。
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