「美少女わんさかアニメばかりで、もっとおっさんとかが活躍するアニメが見たい」という話を聞く度に「マックでアンケートを取ると『もっとヘルシーなメニューが欲しい』というアンケが上位に来るが、実際ヘルシーなメニューを出すと全く売れない。顧客は嘘をつく」という話を思い出す
— ドンガメ Ⅵ号さん (@dongame6) 1月 20, 2013
これってほんとその通りで、顧客に何が欲しいか聞いてもあんまり意味がない。顧客は自分が何が欲しいかを知らない。
「ほしいものが、ほしいわ。」っていう糸井重里さんの有名なコピーがあるけどほんとその通り。顧客はいつだって、自分が何を欲しがっているのかを知りたがっている。
「その発想はなかったわ」っていう商品が常に求められている。そのアイディアに需要があるかどうかは、実際世に出てみないと分からない。
何が欲しい分からない、っていうのが人間の本質で、実際欲しいと思っていたのにいざ手に入れてみたらそうでもなかったりとかよくするし。
だから何が良いたいかというと、売れるアイディアは考えたり分析したりするより、「量がだいじ」ということ。
とにかく沢山アイディアをひねり出して、できるだけ沢山具体化して実際市場に出して反応を検証する。
これを繰り返していると「あ、こういうのがウケるんだ」「意外とこういうのウケないんだ」っていう経験知が蓄積されていく。
これがいわゆる「センス」なるもの。
アイディアは量産してなんぼ。
アイディアは反応を伺ってなんぼ。
つまり、
- 量産する習慣がある
- それをアウトプットする習慣がある
- そこから反応を伺える仕組みを持っている
この三つの条件が揃っていると、センスは加速度的に磨かれる。
自分のどういうつぷやきに反応が多いのかを分析する
そしてここからがこの記事の本題になるんだけど、Twitterが好きな人は、実は上記3つの条件は潜在的に既に満たしている。
日々量産される自分の思考や経験を毎日無意識にアウトプットし、そこにリプライやふぁぼ、リツイートという形でレスポンスが返ってくる。
だからこの仕組みをちょっと意識的に利用しようと考えるだけで、つぶやく習慣は、必要なセンスを磨く場として今からでもすぐに活用出来るようになる。
そのためのちょっとしたポイントは「自分の発している情報の中で沢山リツイートされたり、お気に入りされたりする情報はどんなものか」を分析すること。
で、意識的にそれらの情報にさらに意識的に磨きをかけて発信し続けて反応を伺うということ。
情報がほぼ無料で手に入る時代だからこそ、その中から自分の体験を通し「これは本当にいいものだ」と思ったものをほんの少しでいいから自分から再発信する。それを繰り返していると、自然に質の高い情報が集まってくる体質になってくる。無料で受け取ったものは、返すのではなく、「送る」義務がある。
— F太@ひらめきメモ (@fta7) 2017年5月8日
F太
心地のいい思考の流れをデザインしたい。
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