「自己開示ができる人は強い」ということを、ツイッターなどのSNSやその他のメディアを見ながら常々思っていた。
そこで、今回のひらめきラジオは、最近定期的にカウンセリングを受けてはその内容をnoteに公開している松本さん(@peter0906)に、自分を広く開示することについて話を聞いてみた。
丁度日本に一時帰国していた、自身がHSPだと公言し、それでもフリーランスとして活躍するまなさん(@manalog29)もお誘いして、「自己開示」をテーマに3人でワイワイとトークしました。
こんにちは!まなです。
今回の記事では、私も緊急参加させて頂いた2018年9月7日のひらめきラジオ「『自己開示』について」を書き起こします。
▼松本さん・まなさんゲストのひらめきラジオはこちらから
ラジオを視聴する前に
今回のラジオは池袋の某会議室にて生配信されました。
が、ここで「音が悪い・・!」という音声トラブルが勃発・・!
恐らく会議室の中で声が反響してしまったためと思われますが、これを機にF太さんは新しいマイクや配信設備を買い揃えることを決断し、見事に音の沼にハマっていくのでした・・・。
そんなわけで、ラジオはちょっとお聴き苦しいところが多少なりともあるかもしれません。ごめんなさい!
今回のテーマは「自己開示!」
今回のテーマが何故「自己開示」なのかというと、松本さんがnoteにご自身のカウンセリング記録を書いているのを見て凄いなって思ったのと、僕自身が最近コーチングを受けて個人的に衝撃的な体験をしたので、それを是非共有したいなと思ったからです。
今回の登場人物
松本博樹(まつもと ひろき)
Twitter:@peter0906合同会社cocowa代表。
ノマド的節約術やOMIYA!など、各種メディアを運営。自分の人生を記事にするのが仕事。経営者兼ブロガー。最近カウンセリングに通い始め、その記録を自身のnoteで綴っている。
高西愛美(たかにし まなみ)
Twitter:@manalog29ドイツに暮らすフリーランス秘書。
個人事業主や経営者の抱える相談役や実務部隊として活動中。自他共に認める自分マニアでカウンセリングやセッションは定期的に利用し、自己理解や生き方の指針に役立てている。お仕事情報のまとめサイト:Mana-ism.com
プライベートな日記サイト:Takanishi Manami Private Site
今日はとにかくプロって凄い!というお話
カウンセリングやコーチングなど、プロの第3者の力を借りて自己対話や内省を行っている3人。それぞれの感想は・・?
まなの場合:効果がスゴイ!
私は2016年12月〜、ドイツに渡るまでの1年半ぐらい決まった先生のところにカウンセリングに通ってました。
- 頻度としては最初は月1、その内に2ヶ月に1回になった
- 最初行き始めたきっかけはメンタルの調子を崩したから
- 途中から自分自身の軸を正すために通っていた
- 効果はスゴイ
私の場合は人からの影響を受けてメンタルや調子が崩れやすいので、人と会う予定が多い月はそれに合わせてカウンセリングスケジュールを組んでました。
まなさんの凄いところは、色んなものの影響を受けて崩しやすい自分自身のメンタルと付き合いつつ、それでもドイツに移住したり法人相手に色んなお仕事をしてフリーランスとして結果を出し続けてるバランス(by F太)
色々できる人って、正直鈍感なんだろうと思ってた。あまり内面のことに関わる必要がないから、外側にアクションが取れるんだと思っていた。
でも、どうも2人の話を聞いているとそうじゃないんだなぁって。
例えば松本さんも、凄い単位の事業を動かしているが、自分自身の内面のメンテナンスも同時進行で行っている。
やらないとね。
(内面のメンテナンスも)
やらないとダメですよね。
その“やらないとダメ“をお伝えしたい!
F太の場合:秩序立った質問がスゴイ!
自分はツイッターでも自分の考えを書くキャラクターなので、内省好きで内省が得意なタイプだと思っていた。
だからあまりカウンセリングやコーチングの必要性を感じていなかった。自分自身でうまくできてる。メンタル的には健康なんじゃないかと思っていた。
そんなある日、やることが多すぎて自分の優先順位が分からなくなって、コーチングをやっている知り合いに相談してみたんですよ。
コーチング自体は軽い気持ちで受けてみた。けど、話をしていく内に驚きの事実が浮かび上がる・・・。
「F太さんは我慢をしていることが結構多いよね」
自分ではやりたいことがありすぎて大変なんだと思っていたが、いろいろ我慢しすぎていた結果、やりたくないことを抱えすぎていたのだということが判明した。
凄い衝撃でした。
「自分で気付いてなかったの!?」って。
いい意味で自分って信用できない。
結果コーチングはカウンセリングになって、プロの力って本当にすごいなって思った。
プロは質問の仕方がうまいですよね。
F太さんもうまいですけど。
F太自身も質問は下手ではないと思う。
けれど、プロの行う傾聴は「秩序立った目的ある質問」がされるのでやっぱり凄い。プロの力を借りると違うなって感じた。
そんな風に「プロって凄い」って思ったのってありますか?
丁度この前、名古屋で松本さんとお会いした時もそんな話をしてたんですよ。
再びまなの場合:話を聴く姿勢がスゴイ!
- カウンセリングに通い始めた時、自分で自分の調子が悪いのは分かっていた。
→部屋から出られなくなったぐらい。 - だけど、誰に何を言っていいか分からない。
思い悩むと結構深いタイプなので、話す相手をめちゃくちゃ選ぶんです。
- 人に話しても「そんなのみんなそうだよ」と言われてしまったり、
- 思考が沼なので相手をそこに引きずり込んじゃうこともあったり、
- ただ「話を聞いてもらう」が困難。
自分の話を聞けるだけのキャパシティを持っている人が分からなかった。
それで、知り合いに紹介されたカウンセラーの先生の所に行ったんです。
「好きに話してください」というスタイルだったが、カウンセラーの先生は本当に何を話しても動じなかった。だから何でも話せて、結果2、3回通って元気になってしまった。
身近な人や友達では、こうはいかなかった。
身近な人や友達が相手の時は、相手の顔色の変化や表情で「今困ったな」「伝わってないな」と感じ取って「これはダメなやつだ」と話すのをやめてしまっていた。
相手の分かる範囲の話をするように自然とコントロールしてしまうので、結果何も解決しなかったり、逆に伝わらない孤独感を背負うことになったりもしていた。
まなさんの場合は相手が引いちゃうぐらいぶつけてしまえるから、ぶつける相手がいなかった?
相手が引いちゃうというか、普通に話してても本当に理解ができない。
どうしてそんなことでそんなに悩むのか分からないとか、言ってることがそもそも分からないとか。
例えばお互いの経験値、感性の違いから理解されないことが起こる。
まなさんの場合はHSPという感受性の強い性質を持っていることから、1つの物事に対しても色んなことを感じたり考えたりするので、そうじゃない人と話をしても何かが違うことになりやすい。
相手にも「分からない」ということが起こるし、まなさん自身も「どうせ話しても分からない」という諦めや拗ねが出てしまう。
通い始めた時期はやばかったですね。
誰にも何も話せなくて、調子は悪いけど仕事はあるっていう。
なるほどなぁ。
聞くのがうまい友達に話して楽になることもあるけど、関係性やその人との間で培ったキャラとかを逸脱しない範囲でしか話せないですよね。
なんでも話せる友達でもやっぱり気を遣って話せないことはある。
だからこそ色んなコミュニティを持って、色んな話ができる環境を整えるのは大事。F太が運営するライフエンジンもその1つ。
とはいえ、お互い普通の人だから「この人を変えてやろう(いい方向に向かわせてあげよう)」って話を聞いてくれる人はいないと思う。それがプロフェッショナルがいる意味なのかもしれない。
松本さんは前に話を聞く方が得意って言ってましたが、
そんな松本さんでも色々と話せちゃうんですか?
話せますね。
先生が色々質問してくれるので。
松本さんの場合:見逃さなさがスゴイ!
- カウンセリングはいつも「最近どうでした?」から始まる。
- 前回のカウンセリングから今回までの間の出来事を小まめに聞かれる。
「何をしてましたか?」「どこに行きましたか?」「何か気づきはありましたか?」
- カウンセリングは雑談のよう。
何か「この質問はうまいな」と思ったものはありますか?
よくあるんですけど、今パッと出てこないですね。
ただ、カウンセラーの先生は、内面の問題のうち「ここを解決できるとよくなるんじゃないか」というところに確実に反応してくる。
自分は自己肯定感が低いって話をした時に、「それは何でなんですか?」と必ず根っこに繋がる質問をしてくるんです。
あぁ〜、なるほど!
F太が思うに、プロはクライアント(この場合だと自分や松本さん)の、ちょっとした目の動きや体の位置をずらすといった動作を見逃さない。そこに違和感を感じると突っ込んできてくれる。
再びF太の場合:見抜き度がスゴイ!
F太がコーチングを受けたコーチは元々知り合い。それもあってかもしれないが、コーチングの際にこんなことを言われた。
「F太さんは目の前の人を喜ばせようとしてリアクションを取ってる傾向があるから」って。
あーーーーーーーーー。
あーーーーーーーーー。
あーーって何!
みんな分かるの!?
どうやらF太は人と話をする時、実際はよく分かってなくても相手を満足させるために「なるほど」と返事をしてしまうクセがある・・らしい。
自分の話をしててもそうしちゃうから「F太さんは私の目を見ずに、ひたすら呟くように喋ってくれ」って言われたんですよね。
ツイッターのように。
まさに!!笑
F太が言われたこと
- 私を満足させるためのリアクションや答えをしちゃうから、こっちを見て喋らない。
- こっちを見ないままひたすら喋り続けて。
- 何故こういう考えに至ったとかって説明は要らない。説明しだしたら止めます。
逃げ道を防ぎながらグイグイ本音に迫らされる感じ。
そうなると我慢してる自分を認めるところに行かざるを得なくて、やっぱり本音を避けてたんだなぁって。
コーチングもカウンセリングも、人や方法によってマイルドだったり強引だったりの違いはあれど、やることは多分本質的には同じ。
向き合わなくちゃいけないものがある中で、どうやって「本音」に辿り着くのか。
やはりそれは自分1人では難しい。
本当は自分で知ってる筈なんですけどね。
確かに。
実際、答えを持っているのは自分。プロはそこに辿り着くためのヒントをくれる感じ。
自分で気付かないことに気付く、 自分で気付いていることを開示できる
実際、喋ってる内に気付かないですか?
気付いた。
はーーーーーっ(驚)!!!って。
(笑)
まなさんも喋ってる内にスッキリしたって言ってましたよね。
ですね。
でも私の場合、気付いてなかったっていうよりは「気付いてたけど言っちゃいけないと思ってた」節があって。
自分の本音に対して
- これは口にしてはいけない
- そんな風に考えちゃいけない
- そんなことを思う自分が悪い
って、本音は分かってるのにそれをダメなものとして蓋をしてた部分があって、だから誰にも何も言えなかった。
でもカウンセリングで全部話して「何もおかしくないよね」みたいに肯定された時に「そうだよねー!!!」って。
(爆笑)
圧倒的肯定みたいな感じでめちゃくちゃスッキリしたんですよ。
そこが肯定されたら後はスルスルと全部ひっくり返ったから、その一言だけでもうよかった。それで2、3回で回復のためのカウンセリングは終わっちゃった。
実際、その1つをYESと肯定できないから先に進めない、といったことは結構ある。
根本がずっと変な方向にひっくり返っているから、他のものもズルズル連動して変な方向に進んでしまって、変な選択をしたり言動を取ったりしてしまう。
だからその大元を太鼓判押された瞬間に「じゃあ大丈夫だ」ってなりました。私の場合。
なるほどなぁ。
自分はコーチングを受けて「いくらでも自分に嘘付けるんだな」って気付いて怖かった。
自分自身、内省はしてるし出来てるつもりだったが
- ここがキーになっていた
- 自分はここで止まっていた
ということは、意外と自分では分からない。自分は自分に対していくらでも嘘が付けるのだ。
プロのカウンセリング受けて変わったこと
松本さんはカウンセリングを受けて何か変わりましたか?
楽になったかは分かんないですけど、自分のやらかしポイントが分かるようになってきましたね。
松本さんの場合は、人を必要以上に助け過ぎてしまう傾向にあった。程々ならいいけどやりすぎてしまい、相手に依存されてしまうことも。
夫婦関係がそうなっちゃった。
絶対依存されてる。
!?・・言い切った!
言い切っちゃった・・!スゴイな。
仕事でも手を差し伸べすぎると依存関係になってしまう。
松本さんは事業を行う中でも社員を雇うことはせず、お互いが対等に自由な働き方でやっていけることを大切にしている。それでもなお、引き受けすぎてしまうところがあるらしい。
雇ってたらもっと大変だったでしょうね。
責任感もありますからね、雇うと。
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2013年より、フリーランス秘書・パートナーとして、相談役・PJ企画マネジメント・WEBプロモーション・編集・人材マッチング・フロー整備など、ニーズに合わせて変幻自在に活動中。現在はドイツで学生生活満喫中。
趣味は筋トレと人間観察。猫と星と天井が好き✨
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