4月7日 日曜日、changesという有料オンラインマガジンの著者が一堂に会するイベントが都内で開催されます。
このイベントで、私は、共に働く会社の代表 jMatsuzakiとの対談、という形式でお話します。
テーマは
です。
今でこそ、Twitterでたくさんの方にフォローしていただいている私ですが、それ以外、
- 特に有名なわけでもなく、
- 何か、すごいずば抜けた行動力があるわけでもなく(1日3時間くらいしか集中できない)、
- コミュニケーション力があるわけでもない(出かけるの月に2回くらい)、
そんな自分が普通に会社に入って→普通に合わなくて辞めて→でもTwitterのおかげでその後、フリーランスとして働くことができて→そして今年、jMatsuzakiのつくった会社に合流することになりました。
その間、それなりにいろいろなことがありましたが、具体的なエピソードは当日お話するとして、私の人生で、これまでの仕事に対する考え方は、こんな感じで変化してきました。
(自分で自分の人生を選択している実感がない)
↓
自分で自分の人生を選び始める(自由意志の芽生え)
↓
が、仕事の選び方を間違える(打算的な選択)
↓
自分のやりたいことを中心に据えた働き方へシフトする(働く意味の変換期)
↓
自分ひとりではなく、ほかの人の力を借りる働き方へシフトする(自力から他力へ)
↓
自分ではなくチームのための働き方へシフト中(個人からチームへ)イマココ
今回、このイベントに参加してくださる方にお伝えしたいと思っているのは、
やる気や行動力に自信がなくても、
日々の生産性がブレブレで、人に迷惑かけまくって社会性が欠落しているような気がしていても、
自己コントロール能力に自信がもてなくても、
自由で機嫌よく、仕事をしていくことはできる
ということです。
今回のイベントでは、私の働き方のリアルな部分をぶっちゃけていこうかな、と思っています。
私は一日3時間くらいしか働けないし、ゲームばっかりしているし、締め切りもよく破るし、遅刻もするし予定も忘れて周りに迷惑をかけます。
それでも今、ちゃんと生活できています。
それは奇跡でもなんでもなく、ひとえに「そんな自分を許してくれる」方々に生かしていただいているからなのですが、
- そういった人間関係の構築の仕方は、誰にでも可能なのだろうか?
- 可能だとしたら、どうすればいいのか?
というところについて、語れたらいいな、と思っています。
自分を許してくれる人に囲まれて生きるためにまず必要なこと
自分を許してくれる人に囲まれて生きるために必要なことはいくつかあると思っていますが、その中でもまずは一番最初に、ぜひとも実践してほしいと考えていることを紹介させていただくと、
「楽に、自由に生きている(ように見える)人をとにかく生で見れる距離にまで近づく」
というのがいちばん効きます。
個人事業主になってから、「自由に生きている人」にお会いする機会が増えました。
その中には、すごく行動量が多い人、逆にあまり家から出ない人、一人で何でもやる人、逆にほとんど人に任せて自分は遊んでいる人、とにかくいろいろなタイプの方がいらっしゃいました。
そんな中で、私が「あ、この人いいな」と感じる人たちに共通していたのは、収入の多寡や行動量、人間関係量にかかわらず、みんなどこか力が抜けていて、すごく自然体なところでした。
会社で言われたことだけやっていて、たまに自分のやりたいことを主張するだけでもこんなに大変なのに、一人で仕事をする、まして会社を作って誰かとチームで仕事をするなんて、ごくごく一部の限られた才能ある人たちだけに許された生き方だと思っていました。
みんなさぞかし行動力があり、強靭な精神力で逆境をはねのけ、一日25時間くらいは働いている人たちばっかりなんだと思っていて、そんな生き方にあこがれつつも、遠くかけ離れている自分には、そんな生き方はどだい、無理なんだろうなぁ、と思っていたので、
なんとなくゆったりとしていて、余裕があって、飾らず、自然体で、それでいて自由気ままに生きている人をみて、「ああ、がんばりすぎずとも、こういう生き方ができる世界があるんだな」と思いました。
そういった雰囲気を肌で感じ取ることによって、自由に生きる、って難しくて、自分には無理だろうなぁ、と思い込んでいたけど、「意外とそうでもないかもしれない」と思えるようになり、結果、悩みが悩みじゃなくなり、勇気が必要だと思っていた決断もなんか自然にできるようになってきて、いつの間にか仕事を辞め、一人で活動できるまでになっていました。
実際、そういう人たちに会って自分は変われたかというと、ぶっちゃけほとんど何も変わっていなくて、というよりむしろ、当時より仕事量は減ったくらいです。でも、今のほうがずっと楽で楽しいし、なんとなく、これからも楽しくやっていけそうだな、という感じがしています。
変わったとしたら、彼らに会うことでいい感じに力が抜けて、「今の自分にもできそう」という感覚が得られたことです。
自分がオンラインで伝えたいのは、「考え方をちょっと変えるだけでずいぶん楽になるよ」ということ。
実際にオフラインでお会いしたときに伝わったらうれしいな、と思っているのは「こんなゆるさでも一人で仕事できるし、会社つくれたりするよ。大丈夫だよ」ということ。
めちゃくちゃ行動力がある人はとにかく「何をすればいいか」を、学んで実行すればよくて、それなら沢山の自由な人たちが本を書き、インターネットで情報発信し、イベントを開催しているからそちらにお任せするとして、
私が常日頃から共感し、共に生きていきたいと思うのは「何をすればいいかはわかっている。しかし、それをする気が起きないんだ」という人です。
私は私で、相変わらず一日3時間しか集中力は続かないし、いまだに運動を習慣化したい、めんどくさいことはやりたくない、生活リズムを整えたい、感情をもっと上手にコントロールできるようになりたい、とあがいているけど、それでも「働き方を変えることはできるし、自分にあったやり方を作っていくことはできるよ」「実は世界は、そんななめた輩にもとてもやさしい世界だよ」をということを、身をもって提唱していきたいと思います。
そしてこのゆるさ、雰囲気というのは、スマホやパソコンの画面だけでは伝わりにくくて、オフラインでこそ伝わるものなんじゃないかな、と思っています。
さて本題ですが、今回のchangesでは、6人の著者が登壇します。
彼らの素晴らしいところは、本を出版したり、毎週あらゆるメディアで記事を書いたりと、はた目から見たら「たくさんの仕事をこなし」ながらも、「いい感じに力が抜けている」ところです。この雰囲気を、ぜひ感じていただきたい。
今の時代、自由に生きている人はたくさんいます。これからもどんどん増えていくでしょう。
でもそういった方の多くは、ものすごい行動量だったり、発信量だったり、一日中仕事をしていたり、コミュニケーション力がハンパなかったりします。
自分みたいなタイプはそういった方の発する情報を見ていて、逆に「自分は、ああはなれないな」と、まったく何もしていない自分がダメ人間に見えてきて、自信をなくしてしまうのです。
そんな中、changesの著者さんたちをご覧いただきたい。
まったく、頑張っていない!(もちろん良い意味で!!)
そしていつも機嫌がいい!
本当にいい感じに力が抜けていらっしゃる方ばかりで、歳がひとまわりも違う私とも、同じ目線で話してくださり、尊敬の念を込め、私の話を聴いてくださる。
「力を入れずに、最高の仕事をする方法」を、人生を賭けて試行錯誤し続けると、このような柔らかい表情で、これだけのアウトプットを叩き出せるようになるのか。
これなら、がんばるのが苦手な自分でも、ゆっくり自分のペースでしか進めない自分でも、実践できるかもしれない。
そんな勇気をもらえる5人なのです。
かくいう私はといえば、まだまだ、「どんな仕事でも全力で楽しめる」という境地までは至れていないです。
ただ、「不安になりすぎずに仕事を進める方法」「めんどくささを感じずに仕事をこなす方法」なら、いろいろお伝えできることがあります。私がchangesでみすこそさんと書き続けているのは、まさにこの辺りのノウハウです。
ブログもSNSもやって、仕事もバリバリこなして、世界を飛び回って、自分の才能を最大限発揮して、一日24時間をあますことなく使い切りたい!
というよりは、
もっと自然体で、機嫌よく仕事をしたい。自分の得意なことをそこそこ活かして、苦手だけどできるようになりたいことをちょっとずつ練習しながら、日々、レベルアップしているような気持ちよさを感じながら仕事がしたい。あとふつうに休んで遊びたい。
というリズム感の人に、ぜひchangesの雰囲気を肌で感じとりにいらっしゃってほしいと思っています。
4月7日、あなたにお会いできることを楽しみにしています!
F太
心地のいい思考の流れをデザインしたい。
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